社員インタビュー

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社会保険労務士2024年1月入社

住田俊治Syunji Sumida

いくつになっても成長したい、66歳の新人社労士

Q.まずは、自己紹介からお願いできますでしょうか。

住田さん:汐留社会保険労務士法人には20241月に入社いたしました。現在66歳です。
この会社に入社する前は、大手金融機関に40年間勤務していました。前職では、海外勤務を含め様々なビジネス、業務を経験しましたが、退職する前の13年間、人事業務に携わったことが、社会保険労務士を目指す大きなきっかけとなりました。

Q.長年の金融機関でのキャリアから、なぜ社会保険労務士を目指されたのでしょうか?

住田さん:在職中も退職後のことは漠然と考えており、将来に向け「手に職をつけたい」という思いは以前からありました。
50歳の時に人事部に異動し、グローバル人事業務に従事しましたが、同僚の女性陣(全員外資系企業勤務経験者)の自らのキャリア意識の高さに触れたことが自らのキャリアを考える、いいきっかけになりました。定年後も働くことを前提に、60才を超えても世間で通用する資格、自分の武器になる資格は何かを考え、社会保険労務士の資格取得に挑戦することにいたしました。

Q.実際に勉強を始めてみて、いかがでしたか?

住田さん:結果的に合格まで5年かかりました。
当初は勉強を甘く見ていたことや、勉強のコツを掴むのに時間が掛り苦労しました。社労士試験は合格率が5-6%と難関試験であり、また試験問題自体に癖があることも合格まで5年かかった理由の一つです。50台後半からの挑戦だったので、失敗が何回か続くと「もし次もダメだったら」という不安が常によぎり、挫けそうになりました。ただ自分がいくつになっても働き続けたいのであれば資格取得は必須、という強い思いを抱いて頑張れたことが成功に結びつたと思います。

Q.合格後の就職活動はいかがでしたか?

住田さん:合格発表後は1ヶ月ほど休んでから就職活動を始めました。
楽観視していませんでしたが、やはり年齢の壁は高いと感じました。各社とも募集要項に「年齢制限はありません」と書かれていても、実際に若い方を優先して採用するのは当然です。年齢が高いと厳しいという現実を実感しました。エントリーシートを送り面接に呼んでいただけた比率はわずか6%。そういう状況だったので、汐留社会保険労務士法人に採用していただけたときは非常に嬉しかったのを覚えています。

Q.社会保険労務士には、開業社労士、企業内社労士、社労士法人・事務所勤務など、選択肢はいくつかありますが、なぜ社労士法人での勤務を選んだのですか?

住田さん:資格を取ったからと言ってすぐに社労士として業務をこなせるはずもなく、まずは実務を覚えたいと思いました。社労士法人での勤務を通じて、数多くの企業の実例を学ぶことが出来、また実務経験を積むことで実践的なスキルを身に.つけることができると思ったからです。

Q.実際に社会保険労務士として働いてみての感想をお願いします。また今後、どんな社会保険労務士になりたいと思っているのか、目指していることはありますか

住田さん:汐留社会保険労務士法人は若い方が多く活気があり、非常に心地よく働かせていただいています。年齢は若干離れていますが、変に気を使われることもなく、同僚としてイーブンに扱ってくれるのが嬉しいです。若い人たちに教えてもらいながら、毎日新しいことを覚え、一つ一つできることが増えていくことに充実感を感じています。

また社会保険労務士は世間一般からは本来業務である1号業務、2号業務を請け負ってやる、どちらかというと受け身の事務作業をこなすプロといったイメージを持たれていると思います。もちろんこれらは大変大事な業務ですので疎かにするわけにはいきませんが、もっと「人事業務のプロ」として、企業のお役に立てるような存在になりたいと思います。かといって外資系のコンサルのようにMBAの理論を振りかざすのではなく、あくまでもお客様の人事関連業務に携わることで実情を把握しているものとして、地に足の付いたアドバイス、改善提案などが出来るようになりたいと思っています。