社労士合格後、“事務指定講習”は受けるべき? 実務未経験合格者が語る体験談とメリット

みなさん、こんにちは!採用担当のFです。
社会保険労務士試験に合格した皆さん、本当におめでとうございます!
合格した後に立ちはだかるのが「社労士登録」というハードルです。
皆さんご存知のとおり、登録には試験合格に加え「2年以上の実務経験」、または「事務指定講習の修了」が必要となります。
実務経験のない合格者にとって、事務指定講習は必須のルート。しかし、実際にどんな内容で、どれくらい大変なのでしょうか?
この記事では、実際に修了した私が、講習の具体的な流れと、受講が強くおすすめできる理由を、体験談を交えて徹底解説します!
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1. 事務指定講習が「必須な人」と「不要な人」
まず、ご自身が講習を受けるべきか、簡単に判断してみましょう!
- ✅ 必須な人: 実務経験が2年に満たない合格者で、すぐに登録したい方。
- ❌ 不要な人: 実務経験がすでに2年以上ある方、または現時点で登録予定がない方。
2. 講習は2段階。実務の基礎から知識テストまで
事務指定講習は、以下の2つの段階で構成され、約半年間かけて進められます。
第一段階:通信指導課程(実務手続きのあれこれ)
まず最初に取り組むのが、膨大な量の事務手続きに関する書類作成です。
- 内容: 労働保険・社会保険の手続きについて、企業の設立から廃止までの一連の流れを、実際に規定の用紙に書き込み、手を動かして学んでいきます。
- 具体的な例:私が受講した年度では、からあげやさんが起業し、従業員が増え、支店ができ、従業員が産休に入る・・・など最終的に閉業するまでのストーリーを通して、各種手続きの記入を行いました。
- 特徴: 修了を目的としており、全問正解は求められません。実務のイメージを具体的に掴み、基礎を固める段階です。
第二段階:eラーニング受講・確認テスト
通信指導課程の修了後、いよいよeラーニングの受講と、それに付随するオンラインテストに挑みます。
- オンラインテストの壁: このオンラインテストが実は大きな難関です。(私だけかもしれません・・・)各科目10問中9問正解が合格基準と非常に高く、本試験に似たような論点で問われる問題もありました。
- リアルな声: 「正直、何度も挑戦する中で、途中で心が折れそうになりました…。」
- 攻略のポイント: 幸い、回数制限や各問に対する制限時間はないため、間違えた箇所を調べながら、納得いくまで挑戦することが可能です。
3. 【受講の判断】実務未経験者が講習を受ける3つのメリット
ややハードルの高い合格基準のテストがあるとはいえ、実務経験のない方に受講をおすすめする理由は、単に登録要件を満たせるという点にとどまらず、それ以上に大きな価値があると感じているためです。
⭕️ メリット1:早期の社労士登録が可能になる最短ルート
実務経験を待つより、この講習を修了すれば最速で登録要件をクリアできます。「社労士として早く活動したい!」という思いをすぐに形にできます。
⭕️ メリット2:実務の土台となる知識が体系的に身につく
試験勉強で覚えた知識を、実際の「書類作成」と「手続きの流れ」という具体的な実務に落とし込む訓練ができます。
前述の通り、企業のライフサイクルを通して学ぶため、知識が線で繋がることを実感できます。
⭕️ メリット3:実務家による添削サポートで、着実に知識を定着できる
通信指導課程で提出した課題は、実際に活躍されている社労士の先生方が添削してくださいます。
単なる丸つけではなく、間違っている部分には丁寧なコメントをいただけるため、疑問点を残さずにプロの知識を習得できます。
4. 【ケース別】受ける?受けない?最終判断のチェックリスト
もちろん、絶対にこのリスト通りである必要はありません。
私自身が“感覚としてこのくらいかな?”と思ったものを、ひとまず表にまとめてみました。
人によって感じ方は違うと思いますので、そういった差も含めて、参考程度に見ていただけたら嬉しいです!

5. まとめ:あなたの目的・目標で決まる決断
事務指定講習は、約8万円程度の費用と、最後のテストを乗り越えることが必要です。
しかし、「社労士として早く登録したい!」という方、そして「実務経験がなく、プロとして活動するための基礎知識を不安なく固めたい」という方にとっては、
時間と費用をかける価値のある最短ルートです。
あなたの「どのタイミングで社労士としての活動を始めたいか」という目的・目標と向き合い、自信を持って決断を下してください!
応援しています(#^.^#)♪
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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