社会保障審議会年金部会の動向

各種年金関係

こんにちは、ミヤシタです。
たまには、マジメな話題を・・。

先日、東京都社労士会が開催する年金相談員の講座がありました。
その中の興味深い話題が表題にある通り、『社会保障審議会年金部会の動向』です。

講師は、年金部会の委員をされている方でしたので、平成24年2月14日現在の
状況をお話ししてくださいました。

審議の中で、今年の10月から始まる特例水準の解消の話も出ています。

こちらの話は、受給者にとってあまり嬉しくはないものですが、全体的に
見ると今まで苦情が多かった以下の問題点も解消されそうです。

たとえば、繰り下げをしていた方が70歳以降に請求をした場合、請求した時点から
未来に向かってしか年金が受給できず遡及出来なかった点。

また、受給資格期間を10年に短縮する話(こちらは賛否両論ありますが。)
そして、未支給年金の請求範囲の拡大(現在は、お世話をしていたお嫁さんや
姪などは請求権がありません。)、などなど。

私が、年金機構の年金相談員をやっていたころ、クレームを受けていた内容が
法律に反映される可能性が高まっているというのは、なんだか嬉しいです。

というのは、当時、クレームを受けても「どうせ、ハイハイって言ってるだけで
制度は変わらないんでしょう?」というため息まじりの声を多く聞いていたからです。

年金機構になって、きちんと制度に対する要望が届くようになったなと
ちょっと実感しています。

引き続き、動向をチェックしていきたいと思います(^^)/

ミヤシタ

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