鍋割山

プライベート

先日、友人と久々に山登りに行ってきました。

今回登ったのは神奈川の丹沢地方の鍋割山という標高1,273mの山で、山頂の山小屋で食べられる鍋焼きうどんが登山者の憧れでもある、素敵な山です。

実は、この鍋割山には以前一度チャレンジしたことがあるのですが、

その際はハードな上級者向けの登山口からスタートしてしまい、鍋割山にたどり着く手前の山で、鍋焼きうどんにありつけず泣く泣く下山したという未練の山でもありました。

今回は、事前の下調べをしっかり行った上で、気合十分に6時前には自宅を出発しました。

初めの1時間程度はほぼ平坦な道をぐるぐる登って行くようなゆるやかな道のりで、鳥の声や、沢の水の音を楽しみながら登っていく余裕がありました。

登り始めてしばらくのところに水の入った大量のペットボトルが置いてあります。
これは、山頂の山小屋で使用する水を登山客にボランティアに運んでもらうために置いてあるものなのですが、ここまでの道のりに体力を持て余していた私は、標準の2Lサイズのペットボトルを1つ背負っていくことにしました。

しかし、2Lペットボトルの水をリュックにしまってからの道のりが中々ハードなもので、早々に後悔をしました。

更に、天気予報では曇りの予報でしたが、ポツポツと雨まで降ってきました。

この鍋割山は急な勾配はなかった印象ですが、そこそこきついレベルの傾斜が何時間と長く続き、

今度こそラストスパート。今度こそラストスパートのはず・・・と何度も自分を誤魔化しながら気力で足を進めていきました。

そして、

「今度こそ・・・」を5回ほど繰り返したところで、

ようやく階段の先に山小屋が見えてきたときは、思わず叫んでしまいました。

山小屋に到着した頃には、結構な雨が降っていたのですが、山小屋内では現在食事ができないため、

鍋焼きうどんも顔も雨水でびしょびしょの状態でうどんを啜りました。

それでも冷えた外気の中、疲れた体に染み渡る温かい鍋焼きうどんは、やはり格別でした。

いつもは食事の後のコーヒータイムを1番の楽しみにしているのですが、

雨もやみそうにないので人で混み合う前に早々と下山をし、地元の温泉にゆったり入り、帰宅するという最高の休日となりました。

今回は残念ながら天気が悪く、景色を楽しむことができなかったため

またいつか天気の良い日に登ってみたいものです。

坂谷