安倍元総理への感謝

プライベート

9月27日、安倍元総理の国葬がおこなわれました。

国葬の是非や政治思想は人それぞれ違いますが、あのような亡くなり方をされたことは、多くの方が悲しみを感じたと思います。

安倍元総理が生前潰瘍性大腸炎という病気に苦しんだことはご存じの方も多いと思いますが、私も28歳の時に潰瘍性大腸炎を発症して、同じ苦しみを味わった経験があります。潰瘍性大腸炎は大腸に潰瘍やびらんができる原因不明の炎症性疾患で厚生労働省が指定難病としている病気です。

本来、完治する事はないのですが、私はさまざまなラッキーが重なり、人工肛門を作らない形で大腸の全提出手術をおこなう事ができ、6年近く苦しんだ難病を根治することができました。安倍元総理は内服治療を続けながら、総理大臣を2度されてきましたが、一般の人でも普通の生活や仕事がままならない病気を抱えながら、日本で一番プレッシャーとストレスを感じる仕事をされている姿は、同時期に同じ病気で苦しんでいた私にとって大きな心の支えであり、いつも勇気付けられていました。

コロナの影響もあり、念願の政治課題を解決できなかった事はご本人が一番心残りだと思いますが、献花する人の姿を見ると、多くの方が安倍元総理の死を悲しむと共に感謝を伝えたかったのだと思いました。改めまして安倍元総理に感謝申し上げます。安らかにお眠り下さい。

小宮山