トレンドからみた社会貢献

最近CSRの重要性がさらに高まってきている気がします。

例えば、今年の国際女性デーに、ニューヨークのウォール街に突如現れた
“Fearless girl”という銅像を使った
投資会社によるPR施策があります。
金融業界におけるジェンダーダイバーシティの
遅れという社会問題を提起し、多くの人々の共感を得て(批判ももちろんあるようですが)
実際に、多くの広告賞を受賞しました。

受賞した理由としてそのクリエイティビティと戦略性の素晴らしさは当然のこと、
結果として、性別の多様性を実現するために女性役員・要職の比率を高くしている企業に投資する投資信託
の株価指数が374%も増加したという数字的な実績も評価の対象となったようです。

上記の例は、一例に過ぎませんが、よい商品やサービス、アイデアの提供に加えて、
企業として社会への積極的な貢献度がより評価される流れは今後も続くのではないでしょうか。

また、個人においても、仕事を通じてどのような形で社会、人に貢献できるのか、
一度考えてみるのもよいかもしれません。

Apple CEOのティムクックも、大学の卒業スピーチの中で、
人のために役立つことを目的に、キャリアを形成していくことの重要性を説き
話題となりました。
崇高で、でもとてもシンプルな理念ですが、
この境地に達するまで、彼ですら15年ほど色々な葛藤があったようです。
テクノロジーの業界にいる方が、humanityや社会のため、人のための貢献することの重要さを
今あえて語るというところに、今後の自身の仕事に対する姿勢として、
学ぶべき点があるなと思いました。

MUTO