夏の風物詩

プライベート

もうすぐお盆ですね。

私の地元では毎年8月15日に精霊流しという行事があります。さだまさしさんの歌でご存知の方も多いと思います。

故人を思って飾りつけをした「精霊船(しょうろうぶね)」を引いて流し場と呼ばれる場所まで爆竹の中を練り歩き、故人を供養するという行事です。

私も何度か、祖父祖母や友人の精霊船の飾りつけをし、練り歩いたことがあります。

いつもとは違った空気感の中で(小さな頃は至るところで鳴り響く爆竹の音がとても怖かったです…)多くの人がそれぞれに故人を思った精霊船を運び、流し場まで歩く光景や雰囲気は現場にいかないと味わえない感慨深いものです。

また、精霊船は生前にその方が好きだったものをモチーフにしたり、船の中に入れたり、それを運ぶ人皆で考えて形にするという行程も特別です。
時々、ド派手に飾り付けされた精霊船に出くわすと、おおやるな、と感心します。

故人が亡くなった時の悲しみはとても深いものですが、この精霊流しを機に悲しみから感謝の気持ちへと少し前向きになれる気がする、そんな特別な行事です。

ここ数年お盆には帰れていませんが、お墓参りには中々行けずとも感謝の気持ちを心に、日々頑張りたいと思います。

sakatani