睡眠時間は足りていますか?

先日、睡眠について扱ったテレビ番組をみて、「睡眠負債」という言葉を知りました。「睡眠負債」とは、本来必要とされる一日の睡眠時間(7時間程度)を満たせなかった日々の睡眠不足の蓄積のことです。
睡眠負債は、日々意識して返済をする(睡眠不足の翌日はその分多めに寝る等)ことで、蓄積を防ぐことはできますが、返済不能なほどに蓄積されると、認知症、ガン、能力低下等深刻な健康障害を引き起こします。

なかでも、認知症の原因物質は、働き盛りである30代から蓄積が始まっているそうで、この時期の睡眠不足は将来の認知症発症リスクを高めることになるのです。ですので、この時期から睡眠不足には気をつける必要があります。
ちなみに、家事に時間がかかる、休日は長く寝てしまう、仕事でミスを連発、一つでも当てはまる人は、睡眠負債がたまっている可能性が高いそうです。

社員の睡眠時間を確保するため、フレックスタイム制の導入等を始めた企業もあり、生産性が向上したとの一例もあります。また、働き方改革の一環として政府が勧めているのが、勤務間インターバルです。
睡眠時間の確保による、社員の健康障害防止と企業側の生産性向上、双方にとってプラスとなるこれらの制度、導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

yoshijima