フェアトレード商品

皆様こんにちは。麸沢です。

先日ふとテレビを見ていたら、フェアトレード商品というものが取り上げられておりました。
テレビの内容は、とある学校の授業の一環で、途上国で生産される商品について映像や資料を用いて学び、
実際に途上国で生産されたものを手に取り食べてみるというような内容でした。
私自身フェアトレードという言葉は知っていましたが、
実際にどのようなものなのか知らなかったので調べてみました。

フェアトレード(Fair Trade : 公平貿易)とは、
発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、
途上国の自立や生産者の持続的な生活向上を支える仕組みのことを言うそうです。

途上国で作られた作物や製品は人件費が抑えられているため、
私達消費者にとっては安く手に入ります。
ですが強制労働、児童労働、低賃金労働、長時間労働、
など労働の対価とかけ離れた金額で販売せざるを得ない状況の中で、
現場の生産者が劣悪な環境での仕事を余儀なくされているという実態もあります。

フェアトレードはこうした実態から労働者を助けるという目的の下、
1960年代にヨーロッパの限られた市民による消費者運動からはじまり、
現在フェアトレードの製品は、世界125カ国以上で販売されているそうです。

フェアトレードマークのついた商品を買うことで国際貢献につながるという事ですので、
今後は買い物をするときに意識してみようかと思います。

また、こうした途上国の実態を踏まえると、
改めて労働者の権利を人権として保障している憲法、
そして、その労働者の人権を法律として定めている
労働基準法の意義について考えさせられました。

麸沢