サーカス観覧から考えたこと

先日、近くにサーカスが来ていたので観覧してきました。パフォーマーの方々はステージの上でとても輝いていて、見ていた子どもたちも大はしゃぎ。箱に女性が入って次に箱を開けると女性が消えているお馴染みのマジックでは、私の上の子どもは「ええ!?」と声を上げていましたが、まだ小さい下の子どもは箱に女性が入っていたことを忘れてしまったのか、何の驚きもなく見ておりました。
私はといえば、サーカスを見ながら社会保険の適用除外者「事業所の所在地が一定しない事業に雇用される者」などという項目が頭をよぎったのですが、演目終了後、ふと気になってサーカスの求人を見てみると、なんとパフォーマーの方たちも社保完備。時代の流れを感じました。

新聞でもよく取り上げられていますが、昨今の有効求人倍率はバブル期に並びそうな1.4台を記録しています。つまり人材を確保することが難しいということです。そのような中で、これまで社保適用を行ってこなかった業界も人材確保のアプローチの一つとして社保加入を進めているのです。

さらには労働契約法18条の無期転換ルールにより、新しいジャンルの社員「無期契約社員」が生まれます。これまで有期契約社員に任せていた仕事を見直し、恒常的にある仕事は無期契約社員に割り当てて定期的に評価を行い定着を図ると同時に、企業とともに成長していけるキャリアパスを描いてあげる必要があります。

新しい良い人材を確保することも大事ですが、現在のような状況下にあっては、縁あって在籍してくれている従業員の定着・成長を図ることもそれ以上に大切です。そのための就業規則の整備、人事制度の見直し等、ご相談事がございましたらお待ちしております。

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